美術教員、アートスクールに通うの巻5

前回までのあらすじ

まったく美術の基本は知らないが、美術教員として教壇に立つ丹野。ついに初心者用美術スクールに通い出すことに!
一回目は基本図形の丸をメインに、鉛筆でのグラデーションを覚えることに成功し、二回目は円錐の石膏デッサンに挑戦し、経験を積んだ。そして、三回目は身近なものを大きく描くというチャレンジを見事戦い切り、四回目は手、手、手の手縛り!手をせっせと描いたのだった。

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ついにデッサンと言えばの石膏像が登場!

残り2回となった美術スクール。まずはいつもの10秒インターバルドローイング!今回も自分の手を描いたが、写真を撮るのを忘れてしまった丹野。久しぶりの10秒インターバルで既にクタクタだ。
この10秒インターバルは、授業や部活でも取り入れてみた。まだ分からないが、どこを描くとそれっぽく見えるかや形を素早く見る力は養われるように思う。10秒インターバルをやってから、10分クロッキーをしたりするといつもと違いが出て興味深かった。

さて

今回はついにデッサンと言ったらこれでしょ!な、石膏像デッサンに挑戦した。先生が選んでくれた石膏像を描くのだが、なんていう名前かすら分からない美術教員丹野。

そもそも、石膏像をちゃんと描くぞ!となったのも、中学生以来だ。中学校での授業で一度描いたことがあったような気がする。高校でも、大学でも、石膏像など描いたことがない。デッサンすらまともにしたことがないのだから、当たり前と言ったら当たり前なのだ。
デッサンはめちゃくちゃ時間かかるもの…という意識が常にあり、「最高に面倒臭い」という気持ちから「できるならまったくやらずに過ごしたい」という激甘な思考のもと、避けに避けまくってきたのだった。

他の美大生が、ブルータスだなんだと石膏像の名前を連呼している時も、どれが何ていう名前かまったく分からなかった。分かろうとも思っていなかった。面倒だった。面倒くさかった。本当にブルータスという石膏像はあるのか?そんなレベルだった。
生徒が石膏像を描いている時も、自分も一緒に描こうかなと思っては、6~8時間などと長い時間を費やすことに我慢ならず、描くことはなかった。

描きたい気持ちは確かにあった。

ただ、日々の教員としての仕事が僕にそれを許してはくれなかった。そう、面倒くさかったのである。

ただ生徒作品に「あ~こうした方がいいんじゃない?」という指摘だけする指摘おじさんと化し、目だけ肥えていくという最悪のパターン。

しかし、丹野は変わった。

この美術スクールを経て、集中力を、集中できる時間を、鉛筆の削り方を、ハッチングを、鉛筆を寝かせることを、ネリケシを、丹野は得たのだっ!!

もう恥ずかしがることはない。俺は下手なんだ!下手だから練習するんだ!!と声高らかに宣言しよう。「絵が下手だから漫画家になろう!」と決めた当時の自分よ。俺は今、絵が上手くなるための努力をしているぞっ!!!やっと!!

それだけですごい!偉い!偉いぞ丹ちゃん!!

ということで、残りの1時間半ほどの時間である程度の完成形にするつもりで挑んだ。顔は描きたい。そんな気持ち。(本当は1時間45分ほど残っていたが、大きなスケッチブックを買おうと店内を物色していたら15分サボってしまっていたのだった)
丹野がいつも持ってきているクロッキー帳は、A3のサイズで絶妙に小さい。次の最終回ではF10のスケッチブックを買ってくることを決めた。

最初は形取り

30~40分ぐらいかけて、やっとなんとなくのバランスを取った気がしたが、自分的にも微妙な感じが漂う…。でも、どこをどうしたらいいかまったく分からないのでとりあえずこのまま進めることにした。自分でズレているな…と感じたら絶対ズレているのだろうが、残りの時間全てを形取りにするわけにはいかない。顔だけでも描きたいから。

あぁ、分かる。分かるよ、言いたいことは。

その言葉はグッと飲み込もうね。おじさん自分でも分かってるからね。

さあ、残りの時間で陰影をつけたい。メリハリだってつけたいんだからっ!!

ちょっと増えた…。ぐらいの話。
全体的に押し上げなきゃいけないのだろうが、ちょっとずつちょっとずつ端っこから描いていくのがやめられない。全体を見ることができていない。あと、色の幅も小さい気がする。

改善点は山盛りで課題が鬼残る結果に…。

次回、美術スクール最終回!!

F10のスケッチブックを入手し、また同じ石膏像に一からチャレンジする!
超えるのは、今日の自分!

全体を見ながら、完成度を押し上げていくことを目標に、2時間デッサンで有終の美を飾るっ!!

再来週も絶対見てくれよな!!

うをーっ!絶対うまくなるぞーーっ!!!

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