6月。
休校期間が終わり、息子の小学校入学式も行われました。頑なに「俺はまだ小学生ではない!」と言っていた息子もこれで名実ともに小学生へと進化したのです。しかし、コロナの影響ですぐに給食というわけにはいかないようで2週間のお弁当期間となったのでした。
そうして悲劇が生まれてしまいました。
朝に早く起きるのが超絶苦手なまりえ先生。新婚ぐらいの時はなんとかお弁当を作ってくれていたまりえ先生も、もう結婚何年目かも分からないぐらいに擦れてしまっていては弁当なぞ作ってくれません。なんだったら、丹野が仕事にでかける時に起きていることすら珍しいぐらいに自堕落な生活に染まっていました。田舎から都会に出た幼馴染が派手な口紅つけだして、良く分からないブランドもので着飾り、良く分からないメロコア系のバンドマンと付き合うぐらい染まっていました。ぺっ!
まあ、お弁当なんてものは善意のたまものですからね、「作ってくれない!」とかそういうことで怒ったりなんかはしないんですが、息子の小学校お弁当問題でなんと丹野の分までお弁当を作ってくれたわけなんです!
「地獄の2週間だよ…」
と言うまりえ先生には疲労のあとが見えます。まだ1日目なのに…。丹野が作るよ!と言ってあげればいいのですが、こっちも面倒臭いもんでグッと言葉を飲み込みました。
そうして5年ぶりぐらいに作ってくれたお弁当ですが、シャツ3着の着回しで出勤するようないつものルーティンを崩さない丹野はお弁当をまんまと忘れてしまったのでした。

なんてはかなく切ない話でしょう…。
まりえ先生はお昼にそのお弁当を食べました。
地獄の苦しみで作った弁当を夫が忘れて行くという悲劇…。
繰り返してはいけない。この過ちを二度と繰り返してはいけない…。
そう誓った丹野でしたが、次の日も忘れました。
そして、持っていったらお弁当箱を持って帰ってくるのを忘れました。金曜日にね!
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