丹野は大学に6年間在籍している。
大学院に進んだとかそういう崇高な理由ではなく、通信制で3年、通学に編入して3年通ったので計6年なのだ。皆も分かっているように通信制はほとんど受験が必要ない。望めば入れるばかりか、学費も破格の安さを誇っているので、バイトしながら自分で卒業してやろうと進学したわけだ。
しかし、現実は甘くなかった。
誰にも何も言われない環境で自分を甘やかし、まったく単位が取れない毎日。学費を稼ぐためのバイトに一生懸命で、バイトが終われば一日をやり切ったような気持ちになってしまう悪循環。(これは今の仕事でも同じだが…)
同年代の同級生がいないというのも大きな問題だった。
そんなこんなで通学に編入したくなり、2年生からやり直すことにしたのだった。
そう!
美術系大学1年生は基本的な基礎を一通り学ぶ期間なのだが、それをすっ飛ばしている丹野は、マジで美術の基礎を知らない!本当に知らない!!!
よく、「今まで我流でやってきているので、まったく基礎とか分かんないんです!」という美術系大学出身者がいるが、『俺の方がしらねーよ!!』と言いたい。
教員になるまで、デッサンもしたことがなかった。キャンバスを張ることも、水張りも、絵の具の種類も知らない。ポスターカラーとアクリルガッシュの違いもしらない。筆の種類なんてもってのほかだ。Twitter上では、美術教員志望者の方に指導要録の勘違いを指摘され、おすすめの本やYouTubeをご教授されるほど知識がない。
そんなコンプレックスを抱えたまま、それでもなんか絵が描きたいとやり続けてきた。色の塗り方もよく分からず塗っていたので、大学の友達からはドス系(何故かドス黒くなっていくから)と言われた。漫画の描き方だけは、まりえ先生が漫画の学校に通っていたので教えてもらっていた。まりえ先生の学校に貼ってあったアシスタント募集に勝手に応募し、一週間の泊まり込みで「専門学生じゃねーのかよ!」と漫画家の先生にバレてしまい、つけペンの線を二日ぐらい永遠に描かされたのも良い思い出だ。その時、パースと言う概念を知った。
そんな丹野が何故か今は美術教員をしている。
周りの学校の美術教員の方がはるかにレベルが高いのを見ると、教員採用試験ならまず受かることが無いのではないかと思う。知識も技術も何もかも足りない自覚はあったのに、この何年間かだましだましやってきてしまった。生徒と共にデッサンをし、一緒にキャンバス張りをし、水張りをして覚えてきた。本当のやり方かは分からないけど、YouTubeで見ながらやってきたのだった。鉛筆の削り方も美術予備校に通っていた生徒に教えてもらい、シルクスクリーンも覚えた。丹野の美術は全て教員になってから覚えたものばかりだ。
と
いうわけで
丹野はついにアートスクールに通うことを決意しました!!!!
最高に人見知りな丹野は、一人でそんなところに行く勇気がなかったのですが、Twitter上で知り合った先生が一緒に通ってくれることになったのだ!やったー!
しかも、教えてくれる先生もFacebookで知り合いになっている先生で、なんとか喋れる!
本当に初心者用からやり始めました。最初はグラデ、円、球体から!

自分に活を入れるため、ブログとして形に残していこうと思う。
これからどんどんうまくなってやるからなーーっ!!!!
